診療科目②

インプラント

 インプラント治療とは、歯が無くなってしまった部分に、歯の根の換わりとなる人工の土台を植え込み(人工歯根)、その上にかぶせを入れて歯を作る治療法です。現在では、入れ歯やブリッジにかわる治療法として、ほぼ確立されています。歯を失ってお悩みの方、入れ歯でお困りの方、健康な隣の歯を削りたくない方などにおすすめです。

予防歯科

 予防歯科では、歯が痛くなってから治療するのではなく、痛くなる前に虫歯や歯周病などの歯の病気を予防します。そのためには、自宅で行うセルフケアと歯科医院でのプロによるケアの両方がとても大切です。

 セルフケアだけでは、歯と歯の汚れを完全に取り除くことができません。歯と歯の間や歯と歯茎の間などに、どうしても歯ブラシの毛先が届かなくて磨き残しが出来てしまうからです。磨き残しはやがて歯垢になり、時間がたつとカチカチの歯石に変わります。歯石は歯ブラシで取り除くことは出来ない上に、表面がデコボコしていますので、細菌の恰好の棲みかになり、新しい歯垢もつきやすくなります。これが虫歯の大きなリスクになります。

 取り除けなかった汚れを専用の機器を使用することで、口腔内がきれいになり、細菌の数が減ることで、虫歯や歯周病にかかりにくい良い環境が整います。

審美歯科

 審美歯科(しんびしか)とは、美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療分野のことです。歯には機能的な側面と、審美的な側面があり、ともに健康に関しては重要な要素であります。しかしながら、健康保険制度での治療は機能的な歯科治療に偏重しがちで、審美歯科的な治療を行うには限界があります。

 審美歯科の具体的内容は、歯列矯正、ホワイトニング、オールセラミック、ラミネートベニア、インレー、ダイレクトボンディング、その他特殊材質による人工歯などがあります。

矯正歯科

 ワイヤーなどによる矯正力により歯を正常な位置に移動させ、あるいは上顎骨、下顎骨の形態変化を起こすことで、審美性や顎口腔機能の回復やその予防を目的とします。

 不正咬合は多くの疾患や機能障害の原因となり、これを取り除く矯正歯科の役割は大きいです。 一般の矯正治療には保険が適用されませんが、外科手術を必要とする症例には保険適用があります。